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2007年9月

2007年9月14日 (金)

カマガミ様Ⅲ

カマガミ様 

気仙沼に伝わるカマガミ様の話・・・

昔、薪を背負った男が穴の前を通った時に、穴から人が出てきてその薪を欲した。

男は薪を全部穴に入れたところ、そのお礼に「ショウトク」と云う名のおかしな子供を貰った。

ショウトクはお客さんの前でもヘソをいじる癖が会ったので、男がとがめると、ヘソからコトンと小判を出した。

男は欲を起こしてショウトクのヘソを強くこづいたところ死んでしまった。そのショウトクを祀ったのがカマガミさまだと云う。『気仙沼市誌より』

他に、使用人に辛くあたり、後になってそれを後悔してカマガミとして祀ったとか、手間取りを祀ったとかと云うところも有るようです。

(これは前述した岩出山の話とちょっと似てますね。)

いずれにせよ、家を盛り立てた者を祀る事で、その後の家の繁栄を約束させる・・・と云うことであったみたいですね。


実は、カマガミ様は怖い面相とばかり思っていましたら、にこやかなお顔のカマガミ様も多くいらっしゃいました。「Ma」

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これは、市内某所に元日~15日迄祀られるオシラ様です。毎年一枚づつ布をかけるのですが、厚みでこの家の歴史がお分かりになるかと思います。『撮影・Ma』

伝わる暮らしが地域文化なのですね・・・。大事に伝えていきたいものです。

2007年9月12日 (水)

カマガミ様Ⅱ

カマガミ様の話題が出たので、私もパートⅡを。

カマガミ様は、土製又は木製の恐ろしい面相をし、『カマガミサマ』或いは『カマオトコ』と呼ばれ、旧家の土間の竈(カマド)の上あたりの柱に戸口の方向に向けて掛けてある。

南岩手の旧伊達藩と宮城県内にかつては多く見られたようです。

この神については・・・岩出山町に伝わる話があります。

『ある女が嫁に行ったが、働きが悪いと言って家を出されてしまった。(つまり離縁ですね) その家では、後に働き者の嫁を貰ったが間もなく潰れてしまい、その男は乞食になった。

乞食をして歩いているうちに、前に出した女(嫁)の家に辿り着き、不憫に思った
女は男をその家の竈の火炊きに雇う。

しかし、男は竈の前で死んでしまったので、『カマガミサマ』として祀った。と云うものである。


宮城県内には面の神像は掲げない場合でも、竈の上には『オカマサマ』が祀ってあり、正月にはしめ縄を供え『オカマジメ』とか『オヒツエ』と呼ばれる所もあるとの事。

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登米の旧家に有るカマガミ様です。改修で、竈は無くなり居間に飾って有ります。古い時代は、土などで作り目には貝をはめ込んだものも有ります。「Ma」


 

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